「最近お腹がぽっこりしてきた…」
「10代20代では大丈夫だったのに30代から急にお腹周りが気になる」
ダイエットの中でもお腹周りを気にしている人も多いと思います。お腹周りの脂肪は付きやすく、落ちにくいという特徴があり、デブの天敵でもあります。
全身のダイエットを始めても、最後に落ちていくのがお腹周りとも言われており、一度付いてしまった脂肪を減らすことは簡単ではありません。
しかし、気を抜くとお腹だけ太ってしまう人も多く、全身のダイエットはしたくないけど、お腹だけどうにかしたい!思っている人もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで、この記事ではお腹周りの脂肪を落とすためのダイエット方法について紹介していきたいと思います。時間がない方でも簡単に出来るものばかりなので、是非一度試してみてくださいね♪
お腹周りの内臓脂肪について知ろう!
まずは、お腹周りの脂肪でもある内臓脂肪について紹介していきたいと思います。
「普段から食事に気を使っているのに全然お腹の脂肪がなくならない」
「腹筋しているけど、効果が実感できない」
このような経験がある人は、内臓脂肪のことを正しく理解していない可能性があります。トレーニングを始める前に他の脂肪とは違う内臓脂肪についてしっかりとした知識を身につけるようにしましょう。
食事を減らす=内臓脂肪を減らすではない
まず最初に勘違いしてしまうことが、お腹周りの脂肪を落とすには食事を抜けば良いんだ!ということです。食事を抜くダイエットをすると体重が落ちるかもしれませんが、この時は脂肪だけではなく筋肉も一緒に落ちてしまいます。
この状態をサルコペニア肥満と言い、最近の若い女性に多く見られる傾向があります。食事を抜くことで肥満体には見えなくても、ぷよぷよのサルコペニア肥満になります。生活習慣病の可能性も高くなるので、かなり危険になります。
間違った腹筋運動は意味がない
実は一般的に行われている腹筋運動と呼ばれるトレーニングは、主に太ももの筋肉を使っている為、腹筋の筋肉をあまり使っていないのです。「腹筋」運動という名前なので、効果があるように思いますが、実はポッコリお腹の解消にはなかなか繋がらないのです。
もちろん、全く効果がないというわけではないですが、通常の腹筋運動だけでは、頑固な内臓脂肪を落とすことは難しいのです。
お腹周りの脂肪を落とすダイエット方法を5つ紹介!
では、ここからは本題のお腹周りの脂肪を落とすダイエット方法について紹介していきたいと思います。正しい方法でトレーニングを行えば、頑固なぽっこりお腹ともサヨナラ出来ると思います。
普段の生活でも出来る簡単な方法もご紹介しくので、トレーニングをする時間がないという人も是非参考にしてみて欲しいと思います。
簡単なお腹周りのダイエット方法その1:ドローイン
まず最初にご紹介するのが「ドローイン」です。方法はとても簡単ですが、効果もしっかりあるのでトレーニングが苦手な方でも簡単に実践することが出来ると思います。
- 床に仰向けに寝ます。その時に腰の位置にタオルを置きましょう。
- 脚を腰幅に広げて膝を立てます。
- 手は伸ばし、手のひらを上に向けます。
- その時に肩から腕全体は床に付くようにしましょう。これで準備は完了です
- ゆっくりと息を吐きながらお腹をしっかりとへこませます。
- 限界までお腹をへこませたら、ゆっくりと元に戻します。
以上になります。どうですか?とても簡単でこれなら出来ると思いませんか?腹筋運動だと辛いイメージがあるかもしれませんが、ただゆっくりとお腹をへこませるだけでなら簡単ですよね。
しかし、これが意外とキツイのです。特に腹筋が無い方は最初は苦しく感じるかもしれませんね。早くやらずに、出来るだけゆっくりと限界までお腹をへこませるのがポイントになります。
1日おきでも効果はあるので、ぜひ試してみて欲しいと思います。
簡単なお腹周りのダイエット方法その2:クランチ
次に紹介するトレーニング方法は「クランチ」になります。通常の腹筋運動にも似ていますが、太ももを動かさないように行う為、上記でも説明した間違ったやり方とは異なります。しっかりと腹筋に効くので、お腹の筋肉を付けるのに最適とも言えます。
- 床に仰向けに寝ます。その時に腰の位置にタオルを置きましょう。
- 脚を腰幅に広げて膝を立てます。ここまでは上の方法と同じですね。
- 太ももの付け根と膝を90度に曲げて、太ももが床と垂直に、すねが床と並行になるようにします。
- 両腕を胸の位置で交差させます。これで準備が完了になります。
- ゆっくりと息を吐きながらお腹をへこませ、背中を丸めます。
- 5秒キープしたら、ゆっくりと元の位置に戻いましょう。
- これを10回3セット行いましょう。
以上になります。腹筋運動よりも、身体を動かす幅は小さいですが、しっかりと腹筋を運動させることが出来ます。
ポイントはすねと太ももの位置を動かさないことです。通常の腹筋運動では、大きく動いているように見えますが、他の筋肉を使ってしまっていました。しかし、他の場所を動かさないことで、腹筋だけを使って運動出来るのです。
なかなか出来ないという人は、その1で紹介したドローインから始めると良いかもしれませんね。
簡単なお腹周りのダイエット方法その3:ねじり運動
3つ目に紹介するのは「ねじり運動」です。お腹の筋肉は縦の動きよりも、ねじりを加えた動作の方がより筋肉を使うことが出来るのです。その為、その2のクランチになれてきた人はねじりを入れても良いかもしれませんね。ここでは、しっかりとしたねじり運動の方法をご紹介します。
- 床に仰向けに寝た状態で右足の膝と股関節を90度に曲げ、左手を耳に当てます。
- 左肘と右膝でタッチするようにお腹を捻ります。
- しっかりと息を吐きお腹を凹ませて行うようにしましょう。
- 元の位置へとゆっくりと戻ります。
- これを10回3セット行うようにしましょう。
以上になります。足の位置を動かしてしまうと、腹筋運動にならないので、脚は固定したままで肘を膝にタッチするようにしましょう。
肘に意識を向けると、お腹への意識が薄くなってしまいがちですが、しっかりとお腹をへこませること意識するようにしましょう。
今まで通常の腹筋で効果を感じることが出来なかった方はねじりが足りなかったのかもしれませんね。アスリートの方たちも腹筋をする時にはねじりを加えている方が多く、効果の大きさをうかがうことが出来ます。
ちゃんと肘と膝が触れるようにしないと効果が半減してしまうので、タッチするまで頑張ってひねりを加えましょう。
簡単なお腹周りのダイエット方法その4:息を全力で吐く
4つ目に紹介するのは息を全力で吐き続ける方法です。これは美木良介さんのロングブレスダイエットで爆発的に有名になりましたね。かなり効果があるだけではなく、簡単に出来るのも人気が出た一つの理由だと思います。3か月で35kg痩せたという人もおり、健康的にしっかりと痩せることが出来る方法だと思います。
- 下腹部に力を入れてまっすぐに立つ。
- 脚を前後にずらし、力を入れたまま後ろ足に重心を残す。
- 体に負荷をかけて前足から頭まで一直線になるような体勢になる。
- 3秒で鼻から息を吸い、腕を大きく回して7秒で口から一気に息を吐く。
- 1セット10秒を6セットやります。
以上になります。たった1分で出来るトレーニングですし、場所を問わず行うことが出来ます。もちろん、電車や歩きながらは出来ないかもしれませんが、エレベーターで一人で乗っている時でも行ると思います。
同じような方法で座りながらでも行うことが出来る為、デスクワーク中の休憩でも出来ると思います。
ポイントは全力で息を吐くことです。「ダメだ!もう息が出ない!」と思ってからが勝負です。限界が来ても息を吐こうとすることで、インナーマッスルを鍛えることが出来ます。私が実践した時には吐くのを15秒くらいでやったりもしていましたが、効果はかなり大きかったです。
簡単なお腹周りのダイエット方法その5:複式呼吸
最後に紹介するトレーニング方法は「複式呼吸」です。複式呼吸を行うことによって、痩せやすい状態を作ることが出来ると言われています。呼吸に必要な筋肉がしっかりと動くようになり、普段の呼吸全てがトレーニングへと変身してしまうのです。
- 背筋を伸ばして鼻からゆっくりと息を吸い込みます。
- この時に下腹部に空気を貯めていくイメージでおなかを膨らませます。
- 次に、ゆっくりと口から息を吐きだします。
- お腹をへこませながら吸う時の倍の時間を掛けるつもりで吐きましょう。
- これを10回3セット行います。
以上になります。これも場所を問わず行うことが可能ですね。さらに、これでトレーニング!?というくらい簡単な方法ですよね。
息を吸うのも吐くのもゆっくり行うことがコツになります。特に吐くときには吸う時よりもさらに時間をかけるようにしましょう。
日常の生活の中でも行える場面は多いですし、時間も短くできるのですぐにでも取り入れて欲しい方法だと思います。
まとめ
今回の記事では、お腹周りのダイエットをする方法をご紹介しましたが、参考になりましたでしょうか?
他にも激しい運動を要するものなどを含めると、無数に腹筋を鍛える方法がありますが、特に簡単に出来るものを厳選して紹介させていただきました。
ダイエットは効果をなかなか実感できずに、途中で諦めてしまう人も多いと思いますが、長く続けることが出来れば確実に効果を実感することが出来ます。
少しでも効果が分かればモチベーションにも繋がると思うので、「お!ちょっとお腹スッキリしたんじゃない?」と感じることができるようになるまで、頑張って続けて欲しいと思います。
日常の生活でも簡単に行えるものも多いと思うので、まずは意識することから始めましょう!やる癖を付けることが出来れば、リバウンドの心配も無いと思います。食事を改善することももちろん必要ですが、美味しいものを食べたいと思っている方は、今回紹介したトレーニングで、スッキリボディを手に入れましょう!